「本が好きだけど、置く場所がなくなってきたからトランクルームを借りたい」
「捨てられない本だから大切に保管できるトランクルームがいい」
トランクルームをレンタルする人が保管しておくものの中に、本は比較的多いものです。
- 思い入れのある作家さんの小説
- 趣味でコレクションしていたマンガ
- 今後も仕事に活かしていきたいビジネス書
上記のように、「好きな本だから捨てられない」という人や「いつかまた読むから置いておきたい」という人など、今は読まなくても、しっかり保管しておきたいと思われている人などたくさんいます。
また、「業務上必要な書籍などを保管したい」という企業が、トランクルームを法人契約する場合もあるようです。
家の押し入れや物置、会社のロッカーなどに段ボールに入れるなどして保管していても、色褪せやカビが生えるなどして傷んでしまうことがあると思います。
大切に残しておきたい本だからこそ、空調など管理の行き届いた屋内型トランクルームで保管することがおすすめですので、今回は、本をトランクルームでしっかり保管するための情報について書かせていただきます。
この記事の目次
本を保管するためのトランクルームをレンタルする前にチェックしたいポイントは4つ
トランクルームをレンタルするときにチェックしておくポイントはいろいろありますが、本を保管するためにレンタルする場合には、以下の4つのポイントがあります。
- 屋内型のトランクルームか
- 湿度の管理はされているか
- 紫外線などによる日焼け
- 段ボールの積み上げによる破損
1つ目のポイントの「屋内型のトランクルームか」と2つ目のポイントの「湿度の管理はされているか」は、トランクルームをレンタルするときに確認しておいた方がいいポイントで、トランクルームに保管している本を湿気やカビから守るために必要な条件です。
3つ目の「紫外線などによる日焼け」と4つ目の「段ボールの積み上げによる破損」は、トランクルームに本を保管するときに気をつけるべきポイントです。
ここからは、この4つのポイントについて説明していきます。
1.屋内型のトランクルームか
屋外型のトランクルームは、コンテナタイプのものが多く、天気や外気温の影響をとても受けやすいため、雨や気温差によって、湿気などが発生しやすい環境です。
当然ですが、本は紙でできていますので、湿気や水に弱く、すぐに傷んでしまいます。
一方、屋内型のトランクルームは、オフィスビルやマンションの中などにあり、外の環境の変化を受けにくいため、湿気などの影響を受けにくくなっています。
2.湿度の管理はされているか
湿度の管理については、屋内型トランクルームが前提ですが、空調設備が完備しているトランクルームの方が、季節や天気などの影響を受けずに、室内の温度や湿度が常に一定に保たれるため、湿気やカビが発生しにくくなりますので、本が傷んでしまうことを防ぎます。
このように、外の環境に影響されにくいトランクルームを選ぶことが大切です。
3.紫外線などによる日焼け
本は紙なので、湿気や水気に弱いということは書きましたが、トランクルームに預けるときには本の日焼けについての注意が必要です。
屋外型のトランクルームであれば、直射日光が当たって本が日焼けするかもしれないというイメージを持つかもしれませんが、屋内型のトランクルームでも、蛍光灯などの照明が原因で日焼けすることがあります。
せっかくきれいに残しておきたい本が日焼けで色褪せたり、ボロボロになったりしないように、本が光に当たらないようにしっかりと保管する必要があります。
4.段ボールの積み上げによる破損
色褪せなどをさせないためにも、段ボールに入れて保管した方が良いですが、この段ボールも積み上げには注意が必要です。
重たい本が詰まった段ボールを上に置いてしまうと、下の段ボールが潰れて、本が傷んでしまう可能性もありますので、大量の本を保管する場合には、その積み方なども意識して保管することが大切です。
本を預けるときによく使われているトランクルームの大きさとその費用
トランクルームに本を預ける場合、どのくらいの広さが必要なのでしょうか?
もちろん、預ける本の量にもよりますが、だいたいの目安が分かるといいですよね。
そこで、以前実際に見学に行ったキュラーズのプランをベースにまとめてみました。
0.4畳 | 5,500円 |
0.5畳 | 6,000円 |
0.7畳 | 7,100円 |
0.8畳 | 7,200円 |
1.0畳 | 9,500円 |
本をトランクルームに保管するときは、段ボールなどに詰めて保管することが多いと思いますので、書籍が1,000冊あったとしても1.0畳のスペースがなくても十分です。
中には、頻繁に出し入れをしたいと考えて、本棚をそのままトランクルームに入れようと考えられる人もいるかもしれませんが、本棚の場合ですと、壁際に並べることしかできず、中央のスペースが空いてしまいます。
このような場合には、キャスター付きのラックなどを上手く活用し、自分自身が入るスペースをうまく確保できるようにすると便利と、見学に行った際にキュラーズの管理人さんに教えていただきました。
このように、ちょっとした工夫でたくさんの本を収納することができますので、いろいろと見学に行って話を聞いていみることもおすすめです。
まとめ
このように、本を保管するために必要な条件があり、どれも本をきれいな状態で保存したときには大切な条件です。
トランクルームの運営会社の中には、本専用のトランクルーム(東京書庫株式会社)もあるなど、その需要はどんどん高くなってきています。
また、阪神電車などでおなじみの阪神電鉄さんも本専用のトランクルーム「利創庫(risoco)」のサービスを提供されているようです。
大切な本が色褪せたり、破損したりしないように、レンタルするトランクルームの条件をしっかり満たしたところを検討してみてはいかがでしょうか。