ムダ買いをやめて服代を節約する~賢い買い物のコツ~

あなたは、毎月いくらくらい、服代を使っていますか!?

これにすぐに答えられる人は、この記事を読む必要がないかも知れません。

しかしあなたが、「ヤバイ…服代を少し節約しなくては」と感じているのなら、その行動を具体的にすることで、ムダ買いはなくなります。

服代を節約したいなら具体的に動こう

ぼんやりと「服代を節約したいなあ」と思っていても、なかなかうまくいかないのには、きちんとした理由があります!

それは、「節約したい」が具体的な行動に落とし込まれていないからです。

「かわいい服がほしいなあ」と思って、たまたま目に入った服を、衝動的にレジに持って行く。よくやってしまう行動だと思いますが…

  • 果たしてその服は…自分にとって必要だったか?
  • ムダ使いなのか、有意義な買い物なのか?
  • 今月、どれくらい服を買っているのか?

それを明確にしないと、服代を節約することはできないのです。

でも、「よし、具体的に節約しよう」と決めたら、あとはやることが決まっています。これからお伝えするコツに従って、服のムダ買いをストップしましょう。

今すぐできる 洋服を買う前にしておくべきこと

服の節約大作戦は、家にいるときからすでに始まっています。
準備をしっかりしておくことで、節約効果はぐんとアップします。

今持っている服と、お金の棚卸をする

まず最初にして欲しいのは、「現状の把握」です!
自分が服にいくら使っていて、またクローゼットにどのような服を持っているのかが分からないと、「節約」も漠然としたままになってしまいます。

この1年で、自分がいくら服に使ったかリアルに計算する

あなたはこの1年間で、服にお金をいくら使いましたか?
紙を用意して書き出してみましょう。

買い物スタイルはそれぞれだと思います。

毎月平均的に買っている人は、その金額×12か月
セール時期にまとめ買いをする人は、この1年間でいくら使ったか

ざっくり計算してみてくださいね!

服代の中に何を含むかは、自分で決めていいのですが、できれば、バッグ・靴、ピアスやネックレスなども合わせて計算してみてください。

また下着や仕事用のスーツなど、絶対に必要な経費は、別途計算しておくことをおすすめします。

たとえば、こんな感じになるようにしてみましょう!


30歳女性、オフィスカジュアルで通勤、帰宅途中の百貨店で買い物をすることが多い場合の計算例

■1月~3月に買った洋服の計算(冬のセール・春の準備)
1月 ●セーター10,000円
●ストールとバッグ12,000円
●セールで追加購入20,000円
計42,000円
2月 ●パンプス2足15,000円
●ピアス1500円
計16,500円
3月 ●スプリングコート13,000円
●カットソー3枚10,000円
計23,000円
■4月~6月(明るい色の服を購入、夏素材の服の購入、結婚式があった)
4月 ●帽子
●ネックレス10,000円
●春のジャケット8,000円
計18,000円
5月 ●Tシャツ・カットソー10,000円
●夏用シャツ5,000円
●サンダル8,000円
計23,000円
6月 ●結婚式用ワンピースとパンプス40,000円
●コサージュ4,000円
計44,000円
■7月~9月(夏のセール)
7月 ●セールで夏用カットソーとスカート18,000円
●サマーセーター2枚12,000円
計30,000円
8月 ●セールでかごバッグ3,000円
●Tシャツ5枚とデニム30,000円
●スカート7,000円
計40,000円
9月 ●カーディガンとジャケットに15,000円
●ピアスとブローチ4,000円
計19,000円
■10月~12月(冬服の処分をして新調)
10月 ●フリースコート、ウールパンツに18,000円
●薄手のニット2枚7,000円
計25,000円
11月 ●ハイネックセーター5,000円
●ショートブーツ10,000円
●ロングカーデ6,000円
計21,000円
12月 ●ニットワンピースとフランネルシャツ12,000円
●スキニーパンツ5,000円
計17,000円

ここまでで、この1年間で買った服の合計金額は318,500円!
12か月で割ると、26,541円になります。

その他に掛った洋服代
仕事 ●スーツ2着50,000円
●仕事用パンプス2足20,000円
●シャツ3枚13,000円
計70,000円
下着類 ●年間通じて30,000円 計30,000円

さあどうでしょう!

経費分はムダとは言えませんが、100,000円使っていると思うと、うかうかと欲しい服をレジに持って行くことが、節約をどれだけ妨げているか…お分かりになると思います。

このように計算をしていき、自分の収入の何割を服に使っているかを、自分自身ではっきりと把握してみましょう。「意外と大丈夫な金額だった」という人もいるかも知れませんし、「ヤバイ!使いすぎている」と青ざめた人もいるでしょう。

クローゼットにある服の棚卸をする

次にして欲しいのが、自分のクローゼットの中の棚卸です。

  • 似たようなデザインの服を持っていないか?
  • 流行がめぐって、また着れるものは無いか?
  • また、もう着れないサイズやデザインの服はないか?

できたら、すべての服を出して確認をしてください!

「あれがある」と思っていても、羽織ってみたら流行おくれのデザインになっているかも知れません。また気が付かなかったシミがあり、もう着れない服が出てくる可能性もあります。

もう着る見込みのない服は、思い切って処分します。
そして、残った「今、着れる服」を並べて、眺めてみましょう。

  • 黒い服ばっかりだ!
  • デザイン性の高い服ばかりで、シンプルなものが少ない!
  • 昔風のシルエットの服が多い

気付いたことはありませんか?それが、あなたのクローゼットの「リアル」です。

これから、どんな服を買っていいかを決める

お金とクローゼットの棚卸ができたら、今から買う服を決めていきます。

これは、「安いから、かわいいから」という理由での衝動買いをしないために、自分の中で買っていいものを決めるという作業です。

欲しいものをカテゴリ別に書き、買い物リストをつくる

リストは、以下の3つのカテゴリに分けて書き出します。

①流行アイテム
たとえばビックシルエットが流行っている年なら、「流行のデザインを2着、シンプルな色と、柄物」と決めてしまいます。

②定番商品
どんなアウターやパンツにも合わせやすい定番商品を、どれだけ買うべきかを決めます。

③アクセサリー類
服以外のアイテムも、持っている服に合わせることを念頭に、買っていいものを想定します。

カテゴリごとの予算を配分する

それができたら、次は予算配分です。
たとえば、1月のセール前に「今年1年の服の購入計画」を立てる場合は

1年間で使っていい服代・・・240,000円(1カ月20,000円)におさめたい!などと決め、

  • 流行アイテムに約30,000円
  • 定番アイテムに約190,000円
  • アクセサリーに約20,000円

と、割り振っていきましょう。

また「今年は、長く着れるロングコートを買う」など、大き目のアイテムに狙いを定めている場合は、少し多めに予算を見積もります。
そして、もしそのアイテムが予算より安く買えたら、余った金額を流行アイテムに割り振っていきます。

買っていいものリストを作成する

つくった買い物リストは、持ち歩きましょう。
紙に書いて手帳に挟んでもいいですし、スマホのメモに入れておいてもOKです。とにかく、外出時に取り出せるようにしておきます。

衝動買いをしたくなったら、リストを見て「買っていいかどうか」をその場で判断しましょう。これで、「何を買うべきか分からず、適当にお金を使ってしまった!」ということを減らせます。

いざ買い物へ! 決めた服・使える服だけをレジに持って行きムダ買いをなくすコツ

せっかく決めた予算も、上手に使えなければ意味がありません。
そのため、「今日は服を買うぞ!」と決めた日は、効率よくショッピングができるようにするべきです。

重ね着のできるシンプルな服装で行く

大切なのは、どんな服でも合わせてイメージしやすいように、シンプルな服で買い物に行くことです!

奇抜なデザインの服や、とっぷりしたセーターで買い物に行ってしまうと、「買ってもいい」ジャケットやネックレスに巡り会ったときに、うまく合わせることができません。

靴も同様です。特に冬場は、ブーツで買い物に行くのは控えましょう。脱ぎ履きが大変だと、試着のモチベーションが下がりますし、タイトなパンツやスラックスが合わせにくいというデメリットもあります。

必ず試着する。イマイチなら買わない勇気を持つ

買ってもいい服も、デザインや見た目だけで決めず、必ず着てみること。
サイジングは、服を選ぶときに一番大切と言っても過言ではありません!

シンプルな白いシャツであっても、試着をしてみて

  • 「襟元がくたっとしていて、アウターに合わなそう」
  • 「予想以上に透けるので、使い勝手が悪そう」
  • 「流行っているけど、イマイチ自分のイメージと違う」

など、気が付くことがたくさんあるかと思います。今までは「仕方ないな、残念だったな」とタンスの肥やしにしていたかも知れませんが、服代を節約したいのならそれは禁物です!

試着をして、自分のクローゼットの中の服を思い出しましょう。そして、自分が着こなせそうになかったら、買うのをやめるという勇気を持つことです。

買った服をきれいなままキープし、長持ちさせる

究極の節約は、「新しい服が欲しくならないこと」です。

クローゼットの中のある服が、すべてあなたの体形にフィットし、どれを着てもあなたらしいシルエットになる…これが理想ですが、なかなかそうはいきませんよね。

そのためにも、買った服を大切に着る工夫をすることが必要です。

洗剤と洗濯方法に気を配り、正しく洗う

せっかく買った服も、洗濯を失敗してしまい、すぐに着れなくなったことはありませんか?
よくあるのが、

  • 色落ちする服と、違う服を一緒に洗ってしまい、色移りをさせてしまった
  • 洗濯機から出して干したら、着れないほどに縮ませてしまった
  • 逆に、干し方を失敗し、ニットが伸びてしまった
  • アイロンがうまく当てられず、面倒になって着なくなってしまった

などの失敗です。
しかし、服の節約の真髄は、「数回着て、ダメにしてしまった」の回数を減らすこと!

これをマスターするだけで、お安く買った服であっても驚くほど長持ちさせられます。

服を長持ちさせるために、以下のことに気を付けて洗濯をしましょう。

  • 家で洗濯をするときは、オシャレ着洗い用の洗剤を使う
  • 洗濯機の「ドライ」「ソフト洗い」などのコースを選ぶ
  • 柔軟剤は使わない(素材によっては劣化させてしまう)
  • 洗濯が終わったらすぐに洗濯機から出して干す
  • 直射日光の下で干さない(日焼け、色あせを防止する)

また、プロのクリーニングも効率的に使いましょう。コートやジャケット、麻素材の服などは、プロに頼む方が長持ちします。

何年着ても「今年買ったかのような」素材感をキープできたら、新しい服を買う必要性を減らすことができますね。

衣替えをして、正しくしまう

最後は、季節ごとの衣替えをていねいに行うということです。

上記3ステップができていたら、あなたのクローゼットには、厳選された、お手入れされた服が多く並んでいることになるはずです!

その服たちを、次のシーズンまでそのままの状態で守ってあげることも、服代の節約には欠かせません。

  • 素材に合わせて洗う
  • ていねいにたたむ
  • (ニット系は)毛玉取りをする

これをしてしまうだけで、服はいい状態で眠りにつけます。

また季節ごとに服を見直すことは、マメな棚卸をしているということです。
「この服、1回も着なかったな」「よく見たら他の服に合わないし、あまりオシャレではないな」と思ったら、思い切って処分を。

着なくなった服を処分するということは、新しい服をお迎えしてもいい、ということ。このサイクルを守るだけで、服のムダ買いは劇的に減ります。

予算内で、最大限に「使える」服を買えるような工夫をしてみてくださいね!

まとめ

女性にとって、ふと目に入った服を「買う」ということは、本当に楽しい体験です。しかし服代を節約しなくては…という時期の衝動買いは、お財布をカラにしてしまう危険な行動です。
今回お伝えした4つのステップを意識して、予算内でおさめられるようにしてください。

最終目標は、あまりたくさん予算を使っていないのに、周りの人から「いつもオシャレ!」「高そうなものばかり着ているね!」と言われることです。

これができたら、お財布も心も満たされること間違いないでしょう。

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